あけましておめでとうございます!
2014年01月10日
年が明け事務所に行くと、年賀状が届いている。
仕事柄、年賀状のデザインは興味があり一枚ずつ目を通す。毎年、干支にちなんだデザインが目立つが、その中に駄洒落のような年賀状があり、そのデザインセンスに愕然としてしまう。今年の干支である午にかけて「今年はうまく行く!」やら「ひひーん!品良く」などベタなものだ。
『………』
小学生の時分に、僕もそんな年賀状を書いていたことをふと思い出した(笑)
年に一度の年賀状である。もらった相手が印象に残る内容にするべきではないだろうか。中には気の利いたものや、素敵なものもあるのでホッとする。
以前、プライベートの年賀状は随分凝っていた。しかし年末の休日を返上し、休む間も無く年賀状に時間を取られてしまうので、多分にストレスを感じ、年賀状を書くことが苦痛でたまらなくなった。そして挙句の果てに、年賀状に大きな円を描き、その円の下に『炙り出し!』と書くだけの簡単なものになってしまった。
『炙り出し!』と書かれた年賀状をもらった相手は、正月に台所のガスコンロで年賀状を丁寧に炙ったそうだ。当然、仕掛けなど無いので炙っても文字や絵など何も出て来ない。最後には真っ黒に焦げてしまい、仕舞いには火が付いたそうだ(笑)
その後、数年『炙り出し!』の年賀状を送り続けた。もらった相手は、ひょっとして今年こそはと、懲りずに年賀状を炙ったそう。その後、簡単な年賀状を書くことすら苦痛になり、ついに年賀状を書くことを止めてしまった。
そして『炙り出し』が僕のプライベートの年賀状の最後の作品となった。
それでは本年もよろしくお願い致しますm(_ _)m
written by モンコ