突然の社内研修
2013年11月15日
見聞を広げることは大切だと思っている。たった一度の人生だし、多くの事や物に触れ体験することで、知識も身に付くし発想も豊かになると思っている。
当日の相撲の桟敷席のチケットが余っていると、お得意先の方から連絡を頂いた。仕事中だったこともあり一先ずはお断りしたものの、当社のスタッフが相撲を見たことがないということだったので、それでは見聞を広げる良い機会だと、そのチケットを頂戴しスタッフを連れて相撲に出かけた。社内研修ということにして早々に会社を出た(笑)
熱燗とつまみを早速購入し桟敷席に向かった。スタッフと熱燗をやりながら相撲を観戦する。相撲観戦が初めてのスタッフは、何やら携帯電話で誰かと話しながら手を振っている。電話が終わり誰に電話していたのか聞いてみると、相撲好きの叔母さんに電話をしていたそうだ。そして叔母に電話をしながらNHKの中継カメラに向かって手を振っていたのである。その後、彼は父親にも電話していた…。
テレビ電話やスカイプで自分の姿を見せればいいものを…。
幕内に入ると、会場内の歓声も少しずつ大きくなる。最近は外国人力士ばかりが活躍しているので、あまり相撲の人気が無いようだ。しかし大物力士の取り組みになると見入ってしまう。取り組みに声まで出てしまう。終盤の横綱の白鵬や日馬富士の取り組みはやはり迫力があった。
その日の取り組みが終わり太鼓の鳴り響く中、相撲会場を後にした。タクシーを待つ客で混雑していたので、タクシーを捜して少し冷えてきた晩秋の夜空の下を少し歩いた。
「研修が終わったから、軽く一杯熱燗でも引っ掛けて帰ろう」(笑)
written by ゴンザレス