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再び肋骨 骨折
2025年02月28日

一緒に暮らす高齢のお袋の世話を兄弟で少しでも分担するため、数年前から連休にお袋はショートステイのため妹宅に出掛けている。先週の連休もいつものようにお袋は妹宅に出掛け、お袋のいない休日をのんびり過ごしていると、突然、妹から電話が入った。

「兄ちゃん、お母さん昨日の晩に転んだんよ。胸をかなり痛がるけん、病院に連れて行ったら肋骨が4本折れとった…」

「えっ!?、マジ!?どこで転んだとや?」

「お風呂に入ろうと、リビングの椅子から立ち上がって体の向きを変えようとしたらバランスを崩して転んだんよ」

お袋は妹宅で新型コロナに2回感染し、しかも転んで肋骨を折るのはこれで2度目だ。

「お前ん家は呪われとるっちゃないや?お祓いに行ってこい!」

「ごめん…。病院で入院を薦められたけど、お母さんは入院はせんて言うけん、連れて帰ってきたとよ」

連休最終日、お袋を迎えに行くと、妹に体を支えられておぼつかない足取りでお袋が出てきた。入院していないのでもう少しは動けるだろうと思っていたが、お袋は殆ど動くことができず、車に乗せようと介助すると、大きな悲鳴を上げた。

「あ~、痛たたたっ~!もうちょっと優しくしてよ!」

「全く力は入れとらんばい!」

お袋を心配し状況説明と介助の手伝いのため甥っ子も車に同乗し自宅へ戻った。

甥っ子の話によると、妹宅では動けないお袋を皆で優しく介助していたという。しかし僕は寝たきりにならないよう、食事やトイレなどは自分で頑張ってやるようにお袋に伝えると、痛がりながらもお袋は自ら動いていた。そんなお袋の姿を見て甥っ子は驚いていた。

「へ~、お婆ちゃん動けるったい。全く動けんと思いよった」

「優しさから何でもしてやると、すぐ甘えて動かんたい!寝たきりにならんごとちゃんと動いてもらわんと…」

しかしこのまま自宅で生活してもきっと弱るだけだろうと考え、お袋の通うデイサービスに相談すると、デイサービスの母体である整形外科を紹介してもらった。翌日、紹介してもらった整形外科を受診しリハビリのためのリカバリー入院の希望を申し入れると、現在は満床で一週間後に可能だというので予約を入れた。

今週、これも「人生の修行」と考え、あまり動けないお袋の介助いているが気が重い。

「はぁ~、最近は随分修業が多いな…」


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