お盆明けから始まったマンションの改修工事は終盤に入り、足場の解体とマンションを覆っている黒いネットの撤去が始まった。もうすぐベランダで青空を眺めて過ごすことができるが、季節は進んでいるので少し寒いだろうなぁ~。
ところで僕はスマホを風呂に持ち込み音楽を流しながら入浴している。先日、風呂から上がり風呂の蓋を閉めようとした時、風呂の窓際に置いていたスマホに風呂の蓋が当たった。
「あっ!!」
風呂の中に落ちるスマホに直ぐに手を伸ばしたが間に合わず、スマホは指先に当たり風呂の中へ。風呂は乳白色の入浴剤が入っていたので、手探りでスマホを探し風呂から取り出したが、慌てていたので手元が滑り再びスマホは風呂の中に沈んだ。スマホを風呂から取り出すと、音楽は流れておりタッチパネルも問題なく作動する。僕は脱衣所で体よりも先にスマホをタオルで拭いた。
「あ~あ~、スマホの中に水が入っているだろうな~」
スマホを丁寧に拭き、「スマホ 水没 対処」と検索すると、「スマホに付いた水分を十分に拭き、電源を切りSIMカードを取り出す」とあったので、裸のままその手順に従った。着替えを終え、落ち着きを取り戻したのでTVのYouTubeで対処法を検索してみると、風呂にスマホを落とした人の動画があった。動画ではスマホの水分をふき取った後、ジップロックなどのジッパー付きの袋に乾燥材1つと電源を切ったスマホ、SIMカードを入れ1日燥させていた。
「なるほど~、その手があるか!」
家の中で乾燥材を探すと、愛犬のおやつの袋の中に乾燥剤があったので、ジップロックにその乾燥剤を入れ、YouTube動画の対処法を試みた。翌日、愛犬のおやつの中にあった乾燥剤では多くの水分を吸収できないだろうと、ドラッグストアで新たにシリカゲルを購入し、タッパーにたっぷりシリカゲルを入れ、スマホを3日間乾燥させた。タッパーの中で横たわるスマホはまるで集中治療室で治療を受けているようだった。
3日が経ち、スマホを取り出しSIMカードを挿入し祈りながらスイッチを入れると、スマホは正常に作動し2週間過ぎた今でも正常に作動している。因みに購入したシリカゲルの取説を読むと、使用用途に「食品以外にカメラ、DVDなどの電子製品」と記載されていた。
「シリカゲルは電子製品の乾燥にも使用するんだ…」
皆さん、もしスマホなど電子製品を水没させたら、シリカゲルで復活を試みては?