立秋を過ぎ、来週はお盆で連休と合わせると、最大9連休と長い夏休みになる人も多いだろう。あれほど煩かった蝉の声もまばらになり、お盆が過ぎれば秋へと加速していく。しかし今年の夏は生きてきて最も暑い夏だなぁ…。
ところで先週末から株価は暴落した。株価の上昇はゆっくりと階段を上るように上昇するが、下降は落ちてくるナイフのように一気に下落する。堅調だとされていたアメリカ景気の減速懸念が急速に高まり、日銀による利上げの報道を受け円高ドル安が進むと、日経平均株価は先週末に2,216円値下がりした。そして週明けの月曜日はブラックマンデー時の下落幅を超え、驚いたことに4,451円下げ史上最大の下落幅を記録した。
僕は10年ほど前から投資を始め、当初は頻繁に売買を繰り返し随分と火傷をしたが、その後、投資スタイルを180度転換し、時間を味方に付け積立分散投資に舵を切った。もし以前のように頻繁に売買を繰り返す投資をしていれば、今回の暴落は背筋が凍っていただろう。積立分散投資を始めて、株価の下落時は値を抑えて量を多く買えるとポジティブに考えるようになったので、今回の暴落で驚きはあったが、メンタル的にダメージは無かった。
今年から新NISAが始まり、投資の初心者は今回の暴落で随分と戸惑ったのではないだろうか。日本証券業協会によると、証券大手10社(対面とネット)のNISA口座は6月末時点で計1,520万口座と前年同時期に比べ3割も増えている。新NISAが始まって以降、日経平均株価は上昇基調で7月11日には史上最高値の42,224円を記録したばかりだったが、その後、3週間で株価は6,300円(約15%)以上値下がりした。投資に夢中な人は背筋が凍り、夏の暑さを感じなかったのではないだろうか。
しかしNISAは老後資金のために運用している人が多いはずなので、日々の相場に気を取られる必要はなく、長い時間を味方に付けて運用すれば、そう心配することはないだろう。マーケットは今も昔も時に熱狂し、時に悲嘆に暮れ、恐怖も欲望も不規則に生成し続ける。
「さぁ、夏休みだ!」投資のことはすっかり忘れて楽しく過ごそう!僕も夏休みなので来週のブログ更新はお休み。夏休みは愛犬Q次郎と海で泳ごうか。
それでは皆さん、素敵な夏休みをお過ごし下さい!!