車を新しく買替えたので、納車日に下取りに出す今まで乗っていた車でディーラーに出掛けた。ディーラーに到着し担当者から車の説明を受けた後、今まで乗っていた車からCDなどの小物を新しい車に移した。新しい車でCDを掛けようとCDプレーヤーを探すと見つからず、担当者にCDプレーヤーがどこにあるか尋ねた。
「CDプレーヤーはどこにあると?」
「えっ、CDプレーヤーですか?CDプレーヤーは付いていませんよ」
「CDプレーヤーが付いてない?ラジオだけ?」
「あの~、今の車にはCDプレーヤーは付いてないですよ」
「えっ?CDプレーヤーが付いていない?オプションなの?」
「いいえ。今はネットでSpotifyなど音楽アプリをダウンロードして聴くんですよ」
「Spotify…?」
新しく買い替えた車は6年前に購入し下取りに出した車の後継モデルだが、6年前の装備から驚くほど進化していた。買い替えた車はスマホのようにどこでもネットに繋がり、Googleを搭載したシステムでGoogleのアプリとサービスの利用を受けることができる。Googleアシスタントは社内の温度調節はもちろん、ナビゲーションでの目的地の設定、音楽再生など多くのことを音声でコントロールすることができ、ドライバーはハンドルから手を離すことなく操作することができる。そしてアプリストアから動画や音楽などアプリをダウンロードして利用するのでCDプレーヤーは装備されていない。
早速、自宅に戻りタッチパネルのセンターディスプレイに声を掛けてみた。
「OK. Google!」
「ピコッ」
「今日の福岡の天気は?」
「はい。今日の福岡は雨で気温は9℃でしょう」
と女性の声で返事が返ってきた。
マニュアルに従いYouTubeなどアプリをダウロードすると、YouTubeは安全のため運転中に見ることはできないが、停止している間は動画を楽しむことができる。またディーラーの担当者が言っていたSpotifyをダウンロードすると、無料で楽曲を検索し再生することができるうえ、ライブラリーに保存することで気に入った楽曲を何度も再生することができる。そして驚いたことに、自分のスマホのGoogleマップで車の現在地を確認でき、スマホから遠隔操作で車のエンジンを始動させ乗車前に車内温度を調整することもできる。
「すげ~。こりゃ~マニュアル読み込まんと使いこなせんな…」
技術は日進月歩で進み常に新しい技術に触れていないと時代に取り残されてしまう。近い将来、車はトランスフォーマーのようになってしまうかもしれない。
ところで自宅に山のようにあるCDはどうすればよいのだろうか…。