アメリカでは新型コロナウィルスの終息とともに支援金は打ち切られ、アメリカ人の経済状況は急速に悪化しているという。可処分所得に占める個人貯蓄率は2020年4月に32%に達していたが、今年の9月には3.4%にまで落ち込み貯金の減少が著しい。アメリカの世帯平均貯蓄額は41,600ドル(日本円で約600万円)だが、これは一部の富裕層によって引き上げられた数字で、中央値は5,300ドル(日本円で約76万円)だ。今、アメリカは景気の後退局面にさしかかっており、貯金が全くない人の割合が成人の約10%(2,500万人)に達するという。アメリカは世界経済を牽引しておりアメリカがくしゃみをすると、日本はもちろん世界中が風邪を引いてしまうと言われるが、このまま日本も景気の後退局面に向かうのだろうか?
現状の日本経済は物価高により消費マインドは多少冷え込んでいるようだが、内需回復に対する期待は高く、特に旅行などインバウンド関連の業況改善が進んでいる。また賃金上昇率は約30年ぶりの高い伸びとなるなど所得改善が期待されている。JTBの発表では今年のゴールデンウィークの国内旅行者数は約2,450万人にのぼり、平均費用は3.48万円で総旅行消費額はコロナ禍前の水準まで回復しているという。また夏休み期間(7月15日~8月末)に国内旅行に出掛けた人の数は7,250万人と、新型コロナの感染拡大前の2019年と同水準まで回復し、平均費用は4万円だという。(本当にそんなに多くの人が旅行に出掛けたのだろうか少し疑問だが…?)このような話を聞くと日本経済では内需が回復することで、米国がくしゃみをしても、日本は風邪を引かずに済むかもしれない。
来年は「辰年」で龍が天空に向かって飛ぶ姿を年賀状に描いているが、一体どんな年になるのだろうか?2024年は「十干十二支」でいうと、41番目にあたる「甲辰(きのえたつ)」の年にあたるそうだ。「甲」は十干の始まりにあたり、生命や物事の始まりを意味しており、「辰」は草木が伸長し、形が整い、活気にあふれている様子を表すという。干支から来年を占うと「甲」と「辰」の合わさる「甲辰」の年は、これからの成長をさらに形作っていく年だといえる。また十二支の中で辰だけが架空の生き物だが、古代中国では実在すると考えられており、権力の象徴で縁起の良い動物とされている。そして辰年は景気が良くなるといわれ、株式相場の格言として「戌亥の借金、辰巳で返せ」と言い表される。戌年や亥年は株価が下がるが、辰年・巳年は株価が上がりやすく、戌亥年でできた借金も、辰巳年で返せるそうだ。
いずれにしても来る2024年は長引いている戦争は終わり平和が訪れ、世界経済は龍のように上昇し皆にとって幸せな1年になってほしい。