WBCの決勝戦で日本代表の「侍ジャパン」が米国代表を撃破し、3大会ぶりに世界一に輝いた。アメリカで行われた決勝戦は日本時間の平日3月22日の朝8時から行われ、僕はラジオ中継を聴きながら愛犬Q次郎の散歩に出掛け応援した。多くの人は仕事の合間にスマホで試合の状況を確認していたのではないだろうか。
ところで3月21日の「春分の日」はお彼岸で毎年恒例のお墓参りに出掛けた。毎年お彼岸にはお墓参りに行くことが恒例になっているが、なぜお彼岸にお墓参りに出掛けるのだろうか?
お彼岸は春と秋の年2回あり、春のお彼岸は「春分の日」(毎年3月20日頃)を中心に前後3日の7日間、秋のお彼岸は「秋分の日」(毎年9月22日頃)を中心に前後3日の7日間とされている。「春分の日」と「秋分の日」は年によって異なり、毎年、国立天文台がその日を決め、前年の2月に政府が発表することになっている。そして「春分の日」と「秋分の日」を決めるには太陽が大きく関わっている。
地球は太陽の周りを1年かけて一周(公転)し、地球は1日で一周(自転)している。地球が自転するときに地球の軸が公転の面に対して約23.4度傾いているため公転するときに、その傾きが昼と夜の時間の違いや季節を生み出している。そして年に2回、昼と夜の長さが同じになる日を春分点と秋分点と言い、その春分点と秋分点を含む中心の日を「春分の日」、「秋分の日」と呼ぶ。
その「春分の日」や「秋分の日」は仏教で法要を行うお彼岸にあたる。お彼岸は僕たちが生きている「此岸(この世)」に対し「彼岸(向こう岸にある極楽浄土)」を意味しており、この日は太陽が真東から登り真西に沈む。浄土は真西にあるとされ、昼(生)と夜(死)の時間の長さが逆転する日でもあり、浄土が最も近づく日と考えられている。この日に浄土に向かって拝むと功徳があると昔から信じられ、お彼岸にお墓参りに行く習慣ができたそうだ。
3月21日はあいにくの雨で、朝からWBC準決勝の日本対メキシコ戦が行われていたので道路は空いておりスムーズに墓参りができた。午前中に墓参りを終え、昼食を取ろうと近所の蕎麦屋に出掛けると、「侍ジャパン」の勝利に多くの客が祝杯を挙げ、ペッパーミルパフォーマンスをやっていた。
「ペッパーミル?蕎麦屋は石臼だろ…」