沖縄に住む義理の父は昨年脳梗塞で入院し、義理の母は新型コロナウィルスの流行で自宅に引きこもり認知症が進行していると言う。そこで新型コロナウィルスも落ち着き始めていているので、二人が元気なうちに帰省することし2泊3日で沖縄へ出掛けた。沖縄への往復の飛行機代は貯まったマイルを利用したので費用は掛からず、宿泊費も「全国旅行支援」を利用したので1人1泊5,000円引きになった。さらに現地で利用できる1日3,000円の地域クーポン券を受け取ったので、格安の旅になった。
「全国旅行支援」が始めっているので飛行機は混んでいると思っていたが、沖縄行きの飛行機の席は3分の1程度しか埋まっておらず、新型コロナウィルスの影響は今もなお続いているようだ。那覇空港も目だって混雑した様子は無かったが、修学旅行に訪れていた高校生の長い列を目にして、やっと日常生活が戻りつつあることに胸を撫で下ろした。
早速、那覇空港の食堂で沖縄そばを食べ、リムジンバスに乗り宜野湾市のホテルへ移動した。ホテルには義理の父が車で迎えに来てくれており、チェックインを済ませ義理の両親宅へ。昨年入院していた義理の父は以前より随分と痩せていたが、元気な様子だったので一先ず安心した。しかし義理の母は物忘れが酷く今話したことも直ぐに忘れてしまい、新型コロナウィルスによる引きこもりで認知症は進行している様子だ。その日は義理の両親宅で久しぶり賑やかに夕食を取った。
翌朝、ホテルで朝食を済ませ再び義理の両親宅に向かった。その日はあいにく雨だったので昼間は外出せず義理の両親宅の掃除や片付けを行った。夕食は外食することを提案すると、義理の母はあまり乗り気ではなかったが、久しぶりに外に出掛け美味しい食事をしようと強く誘うと仕方なく頷いた。
夕食は義理の両親の希望で中華料理を食べることになり、那覇市内のホテルへ向かった。義理の両親は久しぶりの外食だったようで、二人とも料理に目を輝かせ何度も「美味しい、美味しい」と言い満足していた。義理の母も外出したことで少し気が晴れたようだった。夕食代は一部を地域クーポンで支払ったので、夕食代の手出しは半分の金額だったのでお得だった。翌日、ホテルで朝食を取りチェックアウトを済ませ那覇空港から福岡行きの飛行機に乗った。
2泊3日の慌しい沖縄への帰省だったが、元気な義理の両親に会うことができ嬉しく思う。今も新型コロナウィルスの影響は続き多くの家族が分断しているが、少しでも早く分断した家族の交流が再開することを心より祈っている。皆さんも「全国旅行支援」を利用し帰省や旅行に出掛けてみてはいかがですか?