今週は台風と秋雨前線の影響で雨の日が続き、散歩に出掛けることができない愛犬Q次郎は家の中で遊ぼうとせがんでくる。家の中でボールを投げてあげると、Q次郎は走ってボールを取りに行きボールを咥えて僕の元に戻って来る。何が面白いのか、Q次郎は飽きもせずに疲れるまでそれを繰り返す。来週は晴れそうなのでQ次郎が大好きな海に散歩に連れて行ってあげよう。
ところで日本は今も終身雇用が根付いており、安定した生活を送るためには大手企業に就職することが王道とされてきたが、時代は変化し、大手企業に就職しても終身雇用される前提が崩れ始めている。
先日、ある大手飲料メーカーの社長が「45歳定年制」の導入を提言した。彼は「定年を45歳にすれば30代、20代が皆勉強するようになり、自分の人生を考えるようになる」と持論を展開し、また「個人は会社に頼らない仕組みが必要だ」と述べた。その彼の提言にSNS上では多くの批判が集まり波紋を呼んだ。
そもそも会社の定年は社会全体で共通ルールにする必要は無く、それぞれの会社が決めれば良いことだが、彼の言う30代、20代が勉強し会社に頼らない仕組みを作る以前に、親や学校は早いうちから子供に生きるための基本をもっとしっかりと教える必要がある。
特に大切なことはお金に関しての教育で、経済や投資などファイナンスの基本をしっかり教え、貸借対照表や損益計算書を作成し決算書なども読めるようにするべきだろう。子供の頃からファイナンスの基本と感覚を学び訓練することで、お金の価値と大切さを学び社会に出ると直ぐに学んだ知識を実践することができる。
僕は35歳の時に勤めていた会社が倒産し、その後、独立し色々なことを学びファイナンスの知識を身に付けたが、もっと早い時期にその知識を身に付けていれば、人生は大きく変わったと思う。またサラリーマンの頃と独立後を比較すると、サラリーマンの頃は多くのことを上司の指示に従うことになるが、独立後は逆に多くのことを自分で決めなければならない。当然、時間の使い方や報酬額も自分の責任で決めることになり、さらに定年の時期も自分で決めることになる。
これからの時代は会社に頼り定年まで窮屈に働くのではなく、自分で定年を決め自由に生きた方が良いのではないだろうか。