お盆は新型コロナウィルスの影響とうんざりする長雨で殆ど外出せず自宅で過ごした。この長雨は日本各地に洪水や土砂崩れなどの大きな災害に引き起こしたが、この長雨は毎年夏が終わり秋の訪れる頃に発生する秋雨前線によるものだろうか。いつもなら秋雨前線は9月に入ってから日本に張り出して来るのだが…。
近年、大雨による災害は地球の温暖化によるものと言われる。地球の温暖化は海面の上昇や熱波、干ばつ、それに大雨による洪水など気温の上昇のほかに気候変動を引き起こし、人間だけではなく地球に住む動植物の全ての生態系に影響を及ぼしていると言う。
地球温暖化に対する危機感は世界で高まり、日本でも猛暑日が増え日本の平均気温は世界平均を上回るペースで上昇しているそうだ。専門家によると今後の日本は夏が1カ月程度長くなり、2050年頃には京都の紅葉の見頃がクリスマスの時期になると予測している。そうすると除夜の鐘が鳴る頃もまだ紅葉の時期なのかもしれない。それはそれで風情がありそうだが。
また新型コロナウィルスも気候変動によるものだと訴える学者もいる。それが事実であれば、今後さらに温暖化が進むと未知のウィルスが多く出現し、人間の命を脅かすことになるかもしれない。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉がある。これは一見すると全く関係ないように思われるところに影響が及ぶことを意味する。「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、風が吹くと埃が立ち、埃が目に入ると失明する人が増える。失明した人は三味線で生計を立てる人が多いため、沢山の三味線が必要になる。三味線を張るためには猫の皮が必要で、たくさんの猫が捕らえられ三味線の皮にされてしまう。そして猫が減ったことでネズミが増え、ネズミに桶を齧られる。すると桶を購入する人が増え、結果として桶屋が儲かると言うわけだ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」とよく似たような言葉に「バタフライエフェクト」というものもある。「バタフライエフェクト」とはほんの些細なことが様々な要因を引き起こし、最終的に大事に至ることを指す言葉で、一羽の蝶の羽ばたきで竜巻を引き起こす可能性があると、気象学者が研究で発表した。
これを地球温暖化に当てはめると、「温室ガスが増えると、製薬会社と宇宙開発企業が儲かる」となる。地球温暖化が進むと気候変動が起き、気候変動により地球に住む動植物の全ての生態系に影響が及び、未知のウィルスが数多く出現し人間を脅かす。すると新型ワクチンが開発され製薬会社が儲かる。そして結局、地球に住むことができなくなり人類は宇宙の他の星で暮らすことになる。そうなると宇宙開発企業が儲かる。
今から製薬会社や宇宙開発企業に投資すれば遠い将来大儲けするかもしれない。