アメリカで富裕層マーケティングの第一人者であるトマス・J・スタンリーは多くの億万長者を調査し、その結果を「となりの億万長者」という本にまとめ出版し、世界中でベストセラーになった。その本では社会に出たあとも親から援助を受けた子供は、親の世話にならずに自立している同世代、同所得層の人々よりはるかに少ない資産しか築いておらず、親が経済的援助を与えれば与えるほど子供は資産を蓄えることができないと言う。逆に親からの援助が少なければ少ないほど子供は資産を築くようになると記している。
社会に出てからも親からの援助を受けている子供は「忙しく仕事をしている」と決まって口にするが、親からの援助があるため自らを崖っぷちまで追い込んで必死に努力した経験がなく、人並みの努力で満足してしまう。さらにその子供が親になると、その親の子供は親の生き方を見て育っているので、当然、人並みの努力で満足する子供に育ってしまう。そしてその子供は「何とかなる」、「今は時代が悪い」など楽観的な考えや、外的要因から影響を受けていると口にする。このような子供はショック療法のようにインパクトのあることを経験しない限り自らの殻を打ち破ることは難しいだろう。
桜の開花が全国に少しずつ広がり今年も多くの若者が社会に巣立っていく。今は新型コロナウィルスの影響で就職活動も大きく様変わりし求人倍率も下がったことで、自分が望んでいた仕事に就くことができない学生も多いだろう。だからと言って悲観的にならず外的要因を責めずに、自ら人生を切り開く力を身に付けて欲しい。
仮に新型コロナウィルスの影響で就職浪人をすることになっても、親からの援助を受け入れるのではなく、自立して自分を向上させるために多くの知識を身に付け、色んな人と出会い情報やスキルを身に付けてほしい。いずれ新型コロナウィルスはワクチン接種により、そう遠くない時期に収束に向かう。その時のために今はしっかり準備をしておかなければならない。
全ての人に同じだけの数のチャンスが訪れるわけではないが、チャンスは全ての人に必ず訪れる。多くの人は目の前にチャンスが来たことすら気付かないが、チャンスが訪れたときそのチャンスにしっかり気付き掴めるようにならなければならない。
幸運の女神は動きが早く一瞬で目の前を通り過ぎてしまう。また幸運の女神は前髪が長く後ろ髪は短いと言う。幸運の女神を捕まえるためには幸運の女神が近づく前に準備し素早く捕まえないと、目の前を通り過ぎてからでは捕まえることはできないそうだ。