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再び20:80の法則
2020年09月18日

以前もブログで「20:80の法則」を紹介したが、理解していない人が多いので再度紹介しよう。「20:80の法則」は19世紀のイタリアの経済学者であるヴィルフレド・パレートによって提唱された法則で別名「パレートの法則」とも呼ばれる。この法則は物事の結果のうち80%は20%の要素によってもたらされると言うものだ。
パレートは高額納税者の税金を調査すると20%の高額納税者が全体の税金の80%を納め、残り80%の納税者が全体の税金の20%を納めていることに気付き、20%の富裕層が社会全体の富の80%を所有していることが分かった。
このように当初は所得配分に対して用いられる法則だったが、その後、経営やマーケティングなどにも応用できるとされ、ビジネスの領域でも広く使われるようになった。マーケティング分野では「売上の80%は顧客の20%が生み出す」、「売上の80%は20%の商品が生み出している」、「企業の売上の80%は20%の社員で生み出している」とよく言われる。

先日、あるお得意先の販促物の印刷を進めていると、色校正を虫眼鏡で覗かなければわからないほどの細かな画像の傷や汚れをいくつも指摘してくる。しかもその作業を4人で行っていると言うので僕は驚いた。僕は老眼なのでルーペで確認したが、決して気になる傷や汚れではなかった。果たしてこの仕事の進め方は正しいのだろうか。
100%の仕上がりを追求することは大切で素晴らしいことだと思うが、20%の時間と労力で80%の仕上がりを実現できる。100%の仕上がりにするためには残り80%の時間と労力が必要になるので、その時間と労力を多少他の仕事に振り向けた方が効率良く仕事ができるのではないだろうか。仕上がった販促物を手にした消費者がルーペで細部まで確認することはまず無いだろう。
このような文化がその企業の中で広がると全ての部署で同じ考え方が根付き、「20:80の法則」を理解し効率良く仕事をしている社員は仕事の取り組み方ややり方が間違っていると非難される。

「20%の社員が80%の売上を生み出し、20%社員が80%の利益を生む」
この「20:80の法則」の面白いところは80%の売上を生む20%の優秀な社員だけを集めて新プロジェクトや新会社を立ち上げると、その優秀な社員の中で新たに「20:80の法則」が働き20%の優秀な社員とそうでない80%の社員に分かれるという。
ひょっとすると仕事のできない80%の社員は企業にとって必要悪なのかもしれない…。

written by マックス


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