「就職活動」を最近では「就活」と言うようですが、先日も市内で大きな就職セミナーが行われていました。私は就職活動を殆ど行ったことが無いものですから、この就職セミナーが不思議でなりません。
まず、何故みんな同じ黒のリクルートスーツを着ているのでしょうか?冗談ですが、まるで烏合の衆のように見えて仕方ありません(笑)ちなみに私たちの時代では、スーツの色は基本的に紺でしたが、然程スーツの色は問題になりませんでした。奇抜な色は論外ですが…。返って自分をきちんと表現でき清潔感のある色であれば構いませんでした。
それに就職セミナーに出かけるのも不思議です。メディアやネットが進歩し情報が氾濫している時代に、なぜ就職セミナーに出かけるのでしょうか?確かに一度に多くの企業に触れることができるメリットもありますが…。
私たちが学生の頃にも就職セミナーは行われており、学生が出かけていました。でも逆に他の学生と差別化を図るために、入社したい企業に電話でアポイントを取ってみたり、その入社の思いを手紙綴ってみたり…。電話して断られても、「そこを何とか!」と、まるで営業マンのように喰らいついて自己アピールしていました(笑)今でもそんな学生もいると思いますが…。
就職はお見合いみたいなもので、就職する学生と、社員として向かえる企業とのマッチングです。誠実に、熱心に、自分を売り込み、なぜ就職したいのか、その思いをしっかり伝え、自分のアイデンティティーを明確に打ち出すべきです。多くの学生と同じ活動をしていても印象に残りません。広告の世界も同じで、氾濫する広告の中で競合他社との差別化を図り、他の広告に埋もれないようにアピールします。
これからの時代で永遠に安定が約束される企業なんてどこにもありません。返って大企業より、ベンチャー企業などの中小企業の方が、部署がセグメントされていないので、モチベーションも高く、あらゆる仕事をやらされ、経験豊かな人物になると思います。
自分の将来を見つめて、そして自己を高め、しっかり社会に羽ばたいて欲しいものです。就職活動を行っている学生の皆さんにとって、良いご縁がありますように!
written by キャサリン