今の若い世代は海に出かけることが嫌だそうで、海水浴の客は随分と減り多くの海の家は閉めているそうだ。若い世代に海水浴に出かけない理由を尋ねると、「潮で体がべたべたする」、「潮の匂いが臭い」、「日に焼ける」などの答えが返ってくるそうだ。
お盆休みに甥っ子を観察していると、スマホを触るか寝ているかのどちらかで、今の若者の夏休みの過ごし方は僕らの子供の頃と随分と変わったようだ。海にも出かけず家の中でスマホ画面を四六時中覗いている姿を見るとジェネレーションギャップを強く感じてしまう。
人間のライフサイクルも大きく変わろうとしており、技術のパラダイムシフトが起きている。自動車はガソリン車から電気自動車へ加速してきており、今年にも欧州の高級輸入車の電気自動車が日本に上陸するという。国産の自動車メーカーも更に電気自動車に力を注いでいくだろう。しかも驚くことにドローンの技術を車に搭載することで、空飛ぶ自動車の開発が行われており、3年後の実用化を目指しているそうだ。
今年、車を買おうと考えていたが、技術のスピードが速いので次世代の主力自動車を見極めてから購入することにした。次世代の主力自動車は空飛ぶ自動車かもしれない。
また遺伝子の研究も加速しておりゲノム(全遺伝情報)の世界では医療や農業の分野が大きく変わろうとしている。なんと養殖魚の身の量を大幅に増やすことに成功し、身の比率の高い養殖魚が生産でき、一匹の養殖魚からたくさんの身が取れるようになるそうだ。その養殖魚の姿を想像すると少し気持ちが悪いが、近い将来店頭に並ぶだろう。これからゲノムの技術が進むと動物や昆虫まで人工的に造ることができるようになり、蝿人間やスパイダーマンが近い将来現れるかもしれない。
お盆が過ぎ、蝉の大合唱もあまり聴かなくなり多少朝晩が涼しく感じられる。若い頃は夏の終わりはどことなく寂しく感じたが、この歳になると秋が待ち遠しい。お盆が過ぎると年末まで一気に加速するように感じられる。
今期の数字がぼんやり見えてきたので、あまり無理せず考える時間や知識を身につける時間を増やそうと考えている。
ついに時代はSF映画のようになってきた。
written by SDB-1