因果応報
2017年04月21日
人の人生はその本人が主人公であることに間違いない。
だから本人が自分の歩むべき道をしっかり選択し、責任を持って生きていくべきだろう。
しかし周りの恩や義理を破壊し、また人を苦しめたり悲しませたりすると、必ず自分にも同じ苦しみや悲しみが返ってくる。
逆に恩や義理を大切にし、人を思い親切にすると、多くの人から大切にされ良い結果が返ってくる。
「因果応報」という言葉があるが、この言葉は仏教用語で因としての善い行いをすれば、善い結果が得られ、悪い行いは悪い結果をもたらすことを説いている。僕は宗教やスピリチュアルなど深い関心はないが、「因果応報」という言葉とその意味はちゃんと理解している。
「因果応報」の言葉とその意味を親は子供にしっかり教育し理解させないと、子供は多くの人を傷つけ苦しめてしまい同じ苦しみや悲しみが本人に返ってくることになる。その結果、紆余曲折しながら苦しい人生を送ってしまうことになる。
いくつになっても遅いことはないので、少しでも早い時期に「因果応報」という言葉と、その意味をしっかり理解し生きていくことで、自らの人生を良い方向に軌道修正することができる。そして多くの素敵な優しい人に囲まれて幸せになることができる。
以前、ある人からこんな話を聞いた。
その人は「因果応報」という言葉と意味を理解していたが、自らの過失によってある人を傷つけてしまったそうだ。その人は真冬の早朝、数ヶ月の間、滝行に出かけ冷たい激しい滝に打たれることで、同じ苦しみと悲しみを自ら受け罪を償ったそうだ。その人はきっと幸せに生きているだろう。
written by 彦之丞