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新しい働き方
2017年04月10日

桜が満開となり春の訪れを視覚的に感じる。その春色の町を黒のスーツに身を纏った就活中の学生を見かけると異様に感じてしまう。

大手広告代理店の残業による自殺問題で多くの企業は残業を抑制するため採用数を増やしている。そこに人口減少による人手不足も重なり熾烈な採用競争が繰り広げられているそうだ。また最近では入社式も昔と比べ派手になり、新入社員が入社式の会場に入場し全社員が拍手で迎える結婚式さながらの入社式が行われているという。以前と比べ新入社員の多くは転職するため、新入社員を繋ぎとめるために印象に残る入社式を行うそうだ。

企業はありとあらゆる手を使い人手を確保し存続と成長を模索している。しかし時代の変化と共に企業も変化しなければならい。これからの時代は企業という組織に所属したサラリーマンは減少し、自分のライフスタイルにあった自分の好きな仕事を楽しむ、フリーランスが増加するのではないだろうか。

ネットや通信が発達したことで世界は激変した。日常生活では個人が個人と簡単に繋がりコミュニケーションが取れ、また仕事もわざわざ職場に出かけずに自宅で行える時代だ。これからはネットだけでなくリアルの世界でも個人が簡単に繋がり、必要に応じて形を変えるアメーバーのような働き方が進んでいくのではないだろうか。
人事担当者は相変わらず今まで同様の人員確保に走り回っているが、時代に適応した対策や新しい雇用形態を考え、真っ先に新しい雇用形態を取組んだほうがメディアに取り上げられ大きな話題にもなるのではないだろうか。若い人も早いうちにしっかりスキルアップし、知識と経験を身に付けて時代と共に変化してほしい。

「懸命に頑張っても楽にならない」
ある人が僕にこう言う。
「頑張っても楽にならないのであれば今の働き方が間違っているんじゃないの?変化したら?」
そう僕は返した。

今までの働き方にどっぷりと浸かってしまった中高年は時代の変化に気付かず、変化することができないのだろう。また変化することを恐れトライしないでいるのだろう。

written by チュグアナ


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