便利になっているが…
2017年03月24日
時間短縮と便利を求めて人間は変化し続けている。昔の人と現代人を比べると、現代人は遥かに時間の余裕がある。
昔は洗濯機、掃除機、炊飯器と家電製品などは無く、家事をするだけで多くの時間と労力を費やしただろう。昔は電話も無かったので連絡を取ることも大変だったが、今は殆どの人がスマホを持ち、どこでも直ぐに連絡を取ることができる。
また買物も激変した。コンビニが日本中にできたことで、消費者は自宅周辺で必要なときに必要なものを買うことができる。そしてインターネットの進歩によりアマゾンなどの通信販売が成長し、消費者は家を出ること無く買物ができるようになった。しかも家の玄関で購入した商品を受け取ることができる。
食事も体に良いかは別としてインスタント食品、レトルト食品、冷凍食品と手間をかけずに取る事ができる。
NHKドラマの「おしん」では、主人公のおしんが真冬の雪の積もった川で洗濯していたが、今では全く想像できない。100年後の未来は今よりも更に時間を短縮し便利になっているだろう。未来の人間が今の僕らの生活を見ると、大変に思うのだろうか。
人間は時間を短縮し更に便利になっていく。しかし人間は余った時間を有効に使っているのだろうか?電車やバスに乗り周りを見渡すと殆どがスマホを眺め、ゲームなどを楽しんでいる。
ひょっとすると昔の時代のほうが時間を大切にし、大変な暮らしの中で限られた時間を有効に使い、自分を磨いていたのではないだろうか。短縮できた時間を有効に使わなければ、人間は逆に退化してしまうのではないだろうか。昔より人間はバカになっているのかもしれない。
昔も今も未来も時間だけは誰にでも平等に動いている。
written by サンゴール