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虫の知らせ
2016年11月11日

早朝、福岡の博多駅前で大規模な道路陥没事故が起き福岡市内は騒然となった。幸いにもこの事故に巻き込まれた人はおらず死傷者はなかったが、事故の発生時刻が昼間だったら多くの人が巻き込まれただろう。
事故現場周辺では停電やガス漏れが発生し、立ち入り禁止地区が設けられた。現場は地下鉄工事が行われていたので、その影響による可能性があり、現在、調査と復旧作業が急ピッチで行われている。
僕は微弱の地震振動によるものではないかと密かに思っている。最近、雀やカラスなどの鳥の行動が気になる。カラスは深夜から鳴いており、雀は大きな集団で群れを成して飛んでいる光景を目にする。何も無ければよいのだが。

世界に目を向けると、今週はアメリカ大統領戦に世界が騒然となった。世紀の番狂わせでトランプが大統領選に勝ってしまった。その影響で株式市場は政治不安から大混乱し、大暴落してしまった。
今年はイギリスがEU離脱するという想定外なことがあったので、ひょっとするとアメリカの大統領選でトランプが勝つのではないかと、僕は思っていた。そこで僕は大統領選の前日に株を殆ど売却し、一旦避難していた。お陰で選挙発表当日のトランプショックによる株価大暴落の大混乱に巻き込まれずに済んだ。

世界は時として予測できない事態が発生する。この予測不能な事態にどう対処すれば良いのだろうか。予測不能な事態を避けることはできないのだろうか。
それには常にリスクを感じ取る感性を養わなければならない。用心深くなりすぎても何もできないが、何か行う際に「ひょっとすると」、「万一」という疑問を自分に投げかけなければならない。また過去の体験や事象をしっかり記憶しておき、その体験や事象に似たケースが起きた場合は速やかに対処しなければならない。

古くから日本では体の中に虫が住んでいると思われていたようで、虫を使った言葉が多くある。「虫がいい」、「腹の虫が治まらない」、「虫が好かない」、「虫の居所が悪い」「虫の知らせ」…。
しっかりと過去の体験や事象を記憶し、常にリスクを感じる感性を持っていると、体の中の虫が不測の事態を知らせてくれるのかもしれない。

written by ジェイク


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