What's NEW
ARCHIVE
天職、適職、不適職
2016年08月26日

学生時代の友人から連絡があり、転職を考えているので良い就職先があれば紹介して欲しいと言われた。彼は何度も転職を繰り返しているが、彼に問題があるのか、それとも偶然就職した先に問題があるのか…。
僕はこの年齢で良い就職先はないだろうと伝え、僕の別の友人が経営している人材派遣会社を紹介することにした。

ところで、この世界には多くの人が働いており、多くの仕事がある。仕事には「天職」、「適職」、それに「不適職」がある。
「天職」とは自らがその仕事に誇りと喜びを感じ、どんなに苦しくても己の技術を磨き、知識を付け、常に上を目指す仕事なのだろう。そして「天職」はその仕事そのものが生き甲斐で、その人にとって、その仕事以外は考えられないものだ。
「適職」とは文字通り自らに適した仕事で、自らのスキルを生かせ、自らの価値観やライフスタイルに合った仕事で、診断テストなどで論理的に導かせることができる。また「適職」は、そう苦痛を感じることのない仕事だろう。もし苦痛を感じれば転職すれば良いのだから。
「不適職」とは僕の考えた言葉だ。嫌な仕事だが、生きるために我慢して仕方なくやっている仕事を指している。

「天職」と「適職」の良し悪しはないが、「天職」のほうが重みを感じてしまう。一生のうち「天職」に巡り合える人は一握りの人で、「天職」に巡り合えた人は本当に幸せだろう。逆に多くの人は「適職」か「不適職」の仕事で「不適職」の仕事に就いた人は人生がとにかく辛く悲しいものだろう。

転職を考えている僕の友人は「天職」、「適職」、「不適職」どれを探しているのだろうか。いずれにしても彼の能力が発揮できる就職先に巡り合えることを望んでいる。

僕は今のところ自分の仕事を「天職」と感じているので、幸せなのだろう。
あまり幸せの実感はないが(笑)

written by 彦之丞


What's NEW
ARCHIVE