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三菱自動車の夏
2016年07月22日

若い頃は随分と暑がりで一晩中エアコンを入れていたが、最近、以前ほど暑がりではなくなり、日中でも扇風機で過ごせるようになった。また食事の量も以前と比べると少なくなった。年齢を重ねると省エネでエコな体になっていくようだ。

エコと言えば、自動社業界では低燃費車が燃費の良さを訴求し、熾烈な競争が繰り広げられている。燃費で不正問題が報じられた三菱自動車は、軽自動車の生産を一旦中止していたが、ボーナス商戦に入る7月1日に販売を再開した。

僕は随分前に三菱自動車の車を乗っていた時期があり、担当の営業マンは爽やかで誠実な方だった。彼とはその後、疎遠になったが元気にしているだろうか。今も三菱のディーラーで営業マンであればあれば、最も辛く苦しい時期だろう。
ディーラーの営業マンは信用がない会社の曰く付きの車を販売しなければならない。ショールームには客が来ないだろうから、カタログなどの販促物を鞄にたくさん詰め、訪問販売をしなければならないだろう。
今期、三菱自動車の軽自動車の販売見通しは、前期5.9万台の半分の2.8万台を見込んでいる。その見込み数字も達成できるのだろうか。

会社の川下の最前線でまじめに仕事に取組んでいた現場の人間は、会社の川上にいる一握りの人間による失敗や不正で戦況が大きく変わる。

梅雨も明け、夏本番。今年の夏は猛暑だ。
営業マンが焼けた地面の蜃気楼の中を汗だくになり歩く姿を想像してしまう。営業で全く売れない商品を売って歩くほど辛いことはない。彼らはこの暑い夏に終わりがないように感じるだろう。

written by マックス


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