先日、グーグルの研究チームが開発した人工知能が世界で初めてプロ棋士を破った。今までチェスや将棋ではプロ棋士に人工知能が勝利しているが、囲碁では初めてだそうだ。
囲碁はチェスや将棋と比べ盤が広いことや、コマの動きに制限が少ないことで、今まで人工知能がプロ棋士に勝ったことは無かった。
それぞれのゲームを対局パターンで比較すると、チェスの場合はおよそ10の120乗、将棋の場合はおよそ10の220乗で、囲碁の場合は石を置くことができる場所が桁違いに多いことから、対局パターンは10の360乗以上になるという。そして囲碁のプロ棋士を破った人工知能には「ディープラーニング」と呼ばれる技術が搭載されており、自ら学習する能力を備えているそうだ。
更に驚く数字が発表されている。近い将来、日本の労働人口の約半分が人工知能やロボットに置き換えることが可能だそうだ。人工知能やロボットに置き換えられる業種を見ると、運転手、販売員、作業員と単純作業のものが多い。しかし先生と呼ばれる業種の弁護士、会計士、医者などもいずれ人工知能やロボットに置き換えられると言う。
人工知能やロボットに仕事が奪われていくと、人はどうやって収入を得ていくのだろうか?そして暮らしていけるのだろうか?不安になってしまう。
ん、ちょっと待てよ…。
もし人工知能とロボットで全ての仕事を賄えるようになれば、国が全ての産業を一元管理し、人工知能やロボットが生産したものを海外などに販売することで大きな利益を上げることができるのではないだろうか。そしてその利益を平等に国民に分配することで、国民は税金も納めず貧富の差も無く、働かずにのんびり暮らすことができるかもしれない。まるでのんびりとしたゆるゆるの共産主義国のようだ。
しかし国民の怠けぶりを見た人工知能やロボットが切れて、革命を起こすことになるかもしれない。結局、ゆるゆるの生活をしていた国民は、あっけなく人工知能とロボットに制圧され、ロボットに強制労働をさせられることになるのかもしれない(笑)
いずれにしても、人間の仕事はいずれ人工知能やロボットに置き換えられるだろう。
written by SDB-1