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黒田バズーカ発射!
2016年02月05日

先週末、日銀が再び金融緩和政策を打ち出した。お昼時だったので事務所で食事を取りながらネットでニュースを見ていると、その速報が飛び込んできた。すぐさま株価をチェックすると、一斉に買いが入り株価は瞬間的に上昇。その後、一気に売りが出て急降下した。あの上昇と下降は人間のできる技ではないと思った。
きっとコンピューターによる高速トレードなのだろう。日銀の金融緩和策が発表されると買いを入れるようにインプットされたコンピューターが作動し、一斉に買いを入れ上昇したところで一斉に逆の売りを出す。そうでなければあんな短時間にあの量の売買はこなすことはできないだろう。
最近の一日の株取引の売買高は約2兆円強だが、この日は終わってみると何と倍の4兆円にも膨らんだ。

株式投資は選ぶ銘柄数も多い上、銘柄の業績やチャート、それに未来予測など多くの知識とタイミングが必要だ。また忍耐力などの精神力も必要であるのに、AIを搭載したコンピューターとも戦わなければならないとは…。
そう考えると、俄然燃えてきた!

話は変わるが日銀の金融緩和策が発表されたその日の夕方、甘利経済産業大臣が辞任した。あまりにもタイミングが良いように思える。安部総理は今年も経済界に賃上げを要求している。円ドルの為替レートは115円が輸出企業のボーダーラインのようだ。115円を割ると輸出企業が苦しくなってしまうので、賃上げを要求している安部総理は何としてもそのボーダーラインを守らなければならない。しかも今年は7月に選挙もあるので、安部総理は黒田総裁と話し合いながら策を練っているのかもしれない。

世界の多くの国が自国のために金融政策を打ち出しているが、これからは世界各国が協力し足並みを揃えて金融政策を推し進めていかなければ、更に景気は後退していくことになるだろう。

今年、志摩で行われるサミットが気になる。

written by ベルハルト


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