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景気指標
2015年09月11日

日経新聞の毎週月曜日に「景気指標」と題し一面一杯に数字が掲載されている。そのページを毎週しっかり読むと日本と世界の経済が見えてくる。GDP、日銀短観、鉱工業指数、公共工事請負金額、消費支出…。僕は株式投資のために目を通しているのだが、経営者はもちろん頂点を目指すビジネスマンなどは必ず目を通すべきだ。

アメリカのGDPは世界の約25%でそのGDPのうち約70%がアメリカの個人消費によって支えられている。つまりアメリカの個人消費が世界のGDPの約18%になる。まさにアメリカは世界経済を牽引する機関車だ。

アメリカという国は単純でストレートな国のようで、景気は経済指標にすぐに表れる。アメリカの企業は業績が悪くなると、直ぐに社員をレイオフし雇用者数を減らすので、その数字が直ぐに経済指標の失業率と非農業部門の雇用増減数に表れる。
またアメリカ人は景気が良いとやたらと車を買い替え、住宅を購入したがるので、経済指標の自動車販売数と住宅着工数に表れる。そして彼らは住宅を購入し持ち家の価格が上がると、自宅を担保にお金を借りてレジャーや消費にまわすので当然GDPに表れる。

先日発表されたアメリカの雇用統計、非農業部門の数字が予想した数字より下回っていた。報道ではアメリカは利上げに踏み切れないと騒いでいる。来週にはその答えは出るだろう。

僕も数字に自信はなかったが、ある公認会計士の方との出会いが僕の人生に変化をもたらした。その彼が僕によく言っていた。
「数字を取り入れて話したほうが信頼される。そして数字は嘘をつかない」
(東芝の決算の数字はでたらめで嘘ばっかりだったが…)

とにかく常日頃からしっかり意識して数字に接していないと、世界経済からはみ出してしまうことになる。

written by マックス 


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