先週末のEU首脳による協議でギリシャ問題が解決されないと、6月末にギリシャがデフォルトするリスクが高まっていた。報道では楽観論や悲観論が繰り返されていた。
僕は保有している株をその協議が行われる前に売っておこうかと考えたが、保有していた銘柄は食品や医薬品のディフェンシブ銘柄だったので、ダメージはそうないだろうと思い、週末の協議の結果を待って判断しようと、売らずに持ち越した。
そして週末に行われたEU首脳による協議はギリシャと決裂して終わった。
週が明け月曜日の株式市場はその影響で大荒れだった。日経平均は一時、約600円も値を下げた。当然、保有していた株も軒並み暴落してしまった。
「あちゃ~」
保有する銘柄の株価は急降下し含み益は吹っ飛んでしまった。更にマイナスになってしまっても僕は耐えていたが、底値がどこか分からず怖くなって仕方なく成行注文で手放すことに。
翌火曜日、僕の保有する株は反発し、暴落する前の株価にすんなり戻った。前日の下げに僕も含めて多くの投資家は慌てて投売りしたようだ。しかしこのチャンスを虎視眈々と狙っていた逆張りの経験豊富な個人投資家たちは一斉に買いに回ったようだ。
その後、投売りした株を買い戻そうと多くの投資家が買い戻しに回り、火曜日以降株価は更に上昇した。
僕は高い授業料を払い勉強するはめに。そしてよくよく考えると、メディアに振りまわされているように感じた。
株式投資はやっぱり奥が深い。
企業の業績をファンダメンタル分析し、現在の株価の推移などチャートをテクニカル分析しなければならない。また勇気を出して株を購入し、下げの場面では自分を信じ耐えなければならないこともある。
そして大衆と逆に動かなければならず、高いリスクを取ったほうがより高いリターンを得られる。
written by マックス