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ポイントカード
2015年02月06日

整髪料を買おうとドラッグストアに出かけた。レジには多くの客が列を作っていた。やっと僕の前に並んでいた女性がレジで計算される番になった。

店員が自店のポイントカードの有無をその女性に尋ねると、彼女は分厚い財布から店のポイントカードを探し始めた。後ろから何気に覗くと財布にはお札が入っているわけではなく、溢れんばかりのポイントカードが入っている。
後ろにはレジを待つ客が列を作っているのに、そんなことお構いなしで、店のポイントカードを探している。レジに向かう前にポイントカードを用意して並べばいいのに。
迷惑なやな~…。

小売業も大変だろう。ポイントカードは顧客を囲い込むためのものだが、これだけポイントカードが世に溢れると、差別化も囲い込みもあったものじゃない。ポイントカードを作るにも費用が嵩むし、普段から安売りしている店では、ポイントを付与することで更に値下げすることにもなってしまう。しかもポイントカードを一度始めると、まず止めることができない。まるで自分で自分の首を絞めているようだ。
小売業などはお客さんに低価格を訴求することで他店と差別化を図っているが、もっと他の事で差別化できないのだろうか?
レジのスタッフを全員、若い美男美女にするとか(笑)

ところで平均一人、どのくらいのポイントカードを持っているのだろう。
あの女性が持っていた財布はファスナーが弾けてしまうほどの厚さだった。あれだけ厚みのある財布を持つだけでかなり重いだろうに。

そのドラッグストアで僕が買物すると決まって店員とこのやり取りがある。
「ポイントカードお持ちですか?」
「いいえ」
「お作りしましょうか?」
「結構です」
店員は怪訝な顔をする。

written by モンコ


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