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アンチ味の素!
2014年07月18日

毎年7月15日の早朝に山笠のフィナーレである「追い山」が行われる。追い山が終わった静かな福岡に5日間のカンボジアでのボランティア活動を終え、ヘトヘトの身体に鞭打って僕は日本に帰国した。カンボジアは日本よりも暑く湿気も多い国だ。福岡に帰って来ると涼しく感じられた。

カンボジア滞在は短いものであったが、滞在中は全く和食を口にしていない。日本に戻るとやはり和食を口にしたくなる。そう言えば馴染みの天ぷら屋のご主人が、天ぷらは夏の食べものだと言っていたことを思い出した。天ぷらのチリチリと揚げる音が涼しく、夏は天ぷらに合う食材が多いからだそうだ。
早速、僕は天ぷら屋に出かけ、お好みで天ぷらを注文し冷えたビールも頂いた。
「旨い!」

カンボジアの町では「味の素」の文字を良く見かける。驚いたのは露店に売られていた1キロや2キロの袋に詰められた「味の素」だ。アジアで「味の素」がよく利用されていることは知っていたが、あんなに大きな袋で売られていることに驚いた。

カンボジアのガイドからこう聞かされた。
カンボジアでは今も自然の中で、自給自足の生活をする貧しい人が多くいる。
彼らが化学調味料の「味の素」を使って調理したものを口にすると、頭痛が起こり嘔吐してしまうそうだ。僕はアンチ「味の素派」で「味の素」を多く摂取すると胸焼けが起こり、胃腸の調子が悪くなる。カンボジア滞在中はずっと胃腸の調子が悪く、胃腸薬を毎日服用していた。恐らく大量に使用された「味の素」が原因だろう。

「仕込みには5時間ぐらいかかるっちゃんね」馴染みの天ぷら屋のご主人が言った。
「そげんかかると?野菜ば切るくらいやろ?」僕が尋ねると、
「何ば言いいよーと。天つゆやら味噌汁に使う出汁ば取ってくさ、米磨いだり大根おろしば擦たり、とにかく山ほどすることがあるったい。海老とかくさ、毎日200尾ほど皮ば剥きよるけん、今までに200万尾くらいの海老を捌いとろうやぁ。俺は海老にたいがい怨まれとろやー。ハハハハハ!」(…凄い)

化学調味料などを使うと簡単に美味しい料理ができあがるが、逆に簡単に自然の味が壊される。

やはり自然の食材に手間隙かけた料理は旨い。

written by ベルハルト


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