あっという間に1月は終わり、明日は立春で暦の上ではもう春だが、2月もまだ寒い日は続くようだ。寒い日はとにかく温かい風呂が恋しくなる。
我が家はオール電化なので使用するお湯を電気代の安い深夜に電気給湯機で沸かし、お湯をタンクに溜めて翌日利用する。電気給湯機のタンクは湯量を「控えめ」、「標準」、「おまかせ」と設定することができ、来客などが無い限り、普段は無駄にお湯を沸かさず節約のためタンクの湯量を「控えめ」に設定している。
今週、多少寒さが緩んだので、先月、購入した犬用のバスタブにお湯を張り愛犬Q次郎を風呂に入れた。今までQ次郎は散歩などで汚れると体に直接シャワーを当てシャンプーをしていたが、冬にシャワーは寒いだろうと、ネットで犬用のバスタブを購入した。そのバスタブはミニチュアダックスフンドの体のサイズにピッタリで、蛇腹折りで小さく折畳める優れた商品だ。
早速、Q次郎をバスタブの中に入れ背中にシャワーを掛けながらお湯を溜めていく。バスタブに入れた瞬間、Q次郎は少し戸惑った様子だったが、お湯が溜まり始めると大人しくお湯に浸かっている。さらにお湯が溜まると足の短いQ次郎は体が浮くが、温もりとその浮遊感が心地良いのか、幸せそうな顔をしている。まるで冬の風物詩の露天風呂に入るカピバラのようで見ている方も癒される。Q次郎は10分ほど温かいお湯に浸かりシャンプーをした後、2度バスタブのお湯を張替え入浴させた。
「Q~、気持ち良いやろ~。暖かくなったらバスタブをベランダに持って行って露天風呂にしような!」
翌日、家人は寝込んでいた。話を聞くと、昨晩、風呂に入るとお湯がぬるいので追い焚きをしてもお湯は温まらず、シャワーからもお湯が出ないので仕方なく震えながら風呂から上がったそうだ。きっとQ次郎を長い時間風呂に入れたため電気給湯器のタンクのお湯が無くなってしまっていたのだろう。これからQ次郎をお風呂に入れる前日は電気給湯機のタンクの湯量を「おまかせ」に設定し湯量を増やしておかなければならない。
家人は風邪を引き寝込んでしまったが、Q次郎は元気に散歩に出掛けていた。