昨年末、会社で契約しているレンタルサーバーから来年早々にセキュリティ強化のためサーバーを移設すると連絡があり、先週の土曜深夜に移設作業が行われた。
日曜の朝、作業が無事に終了したとレンタルサーバーから連絡があり、メール設定のマニュアルを閲覧するためのアドレスも送られてきた。マニュアルを見ると見たことも無いカタカナの文字や英語の略語が並んでいたが、幸いにもメールの設定に大きな変更点は無いようでパソコンに疎い私はホッとした。
その後、マニュアルに沿ってメールを設定しテストを行うと、問題なくメールの送受信ができ一先ず安心したが、数時間後に改めてメールを利用するとメールは送受信ができずにエラーになる。翌日は月曜なのでメール設定が上手くできないと仕事に支障が出る恐れがあり、内心、少し焦りながら何度もマニュアルを読み返しメール設定を行ったがエラーは全く解消されない。結局、夜11時を回ったので翌朝から設定することにした。(後から知ったが、トラブルが無いように移設作業後数時間は移設前のサーバーも稼働させメールの送受信ができるようにしているそうだ)
翌朝、3時半に起き再びマニュアルを睨みながらメール設定を繰り返すが、メールのエラーは解消しない。そこでレンタルサーバーのホームページにある問合せフォームにメール設定ができない旨書き込んだが、朝になってもレンタルサーバーから折り返しの連絡はない。しびれを切らしてレンタルサーバーの会社に電話を入れると、トラブルに関してはホームページからアクセスできるマニュアルを参考にするよう自動音声が流れる始末。そこでネットで探した有料でパソコントラブルを24時間サポートしている会社に問い合わせると、レンタルサーバーに相談することが得策だと言う。(ちなみに有料の24時間サポートはこの解答だけでサポート料は500円も取られた…)
多くの企業が始業する午前10時を過ぎたので、藁をもすがる気持ちでネットに詳しい協力会社の方に相談すると、彼はレンタルサーバーに自らアクセスしメール設定を試みてくれた。数分後、彼からメール設定ができたと連絡があり、彼の指示通りにメール設定を行うと、エラーは直ぐに解消された。
結局、マニュアルは曖昧な箇所があり、僕が勘違いしていたようだ。
「はぁ~疲れた…。もっと丁寧にマニュアルを作れよ!」
メール設定が無事に終了すると、レンタルサーバーに貯まっていたメールを受信した。その中にレンタルサーバーに問合わせしていた回答もあった。レンタルサーバーの回答にはマニュアルにアクセスできるアドレスが記されていた。メール設定が上手くいかずに問合わせをしているにも関わらず、メールで回答してくるとは…呆れてしまった。
「チッ…」