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上場会社VS非上場会社
2020年09月04日

今週も暑い、暑い、暑い~!!先週は福岡で37.5℃と過去3番目の暑さを記録し、まるでインドかアフリカのような猛暑が続いている。こう暑いと日本の食文化は変化しインドのようにスパイスの利いたカレーを毎日食べることになるかもしれない。僕はスポーツをしないが通勤するだけで真っ黒に日に焼けしてしまい日本人には見えない。

ところで企業が上場すると、売上はもちろん利益を徹底的に追求する利益至上主義になるため、有能な人材を募り社員教育や社員を監視するために多くの取締役も採用することになる。新たに採用された取締役は当然、自らの昇給昇格のために奮闘するのだが、中には職権乱用が甚だしい人や部下の手柄を自らの手柄にするような人もおり、そのような取締役を野放しにしていると組織を壊れてしまう。そして今まで社会貢献活動を行い、社員や取引先を大切にしていた企業が上場した途端、乱暴でまるで偽善者のような企業へと変貌していく。しかし誰もが知っている企業でも非上場を貫く会社もある。例えばサントリー、竹中工務店、アイリスオーヤマ、モンベルなど…。

そもそも上場することのメリットは証券取引場の厳しい審査を経て上場したことで、社会的信用が高まり多くの投資家から資金を集めることができ、その資金を設備投資や商品開発資金に充てることで、さらに利益を拡大することができる。また上場前から株主だと上場時に大きなキャピタルゲインを手にすることもできる。
逆にデメリットは多くの株主から目先の利益を追求することが求められるため、今まで醸成してきた企業文化や大切にしてきた社員や取引先との関係よりも利益を優先してしまうことになり、企業の自由度やアイデンティティまで失ってしまうことになる。しかも敵対的な買収や投資ファンドに目をつけられ買収される恐れすらある。
そのため長期的な安定した経営を重視している企業にとっては上場することが魅力的でない場合も多いようだ。
非上場会社であるアイリスオーヤマは企業として健全な成長を続けることにより社員を守り、社会貢献する企業を目指している。企業として社員とその企業を取り巻くステークホルダーを大切にする企業は、社会から広く愛され社会にとって必要な企業に成長するだろう。

経営者は決して安易に上場を考えてはいけない。

written by ジェイク


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