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Q次郎のようになってしまう?
2019年11月29日

以前はお中元やお歳暮を贈ると丁寧なお礼状を頂いたが、今ではメールなどSNSを介してお礼を伝えてくる方が多い。SNSでお礼を伝えるだけまだましで、中には何の連絡もしてこない人もいる。しかも祝い事や弔い事がありお祝いや香典を包んでも、お返しは無くお礼すら言ってこない人がいるので首をかしげてしまう。そしてそのような人に限って義理や礼節を口にするので、その言行相反の振舞いに僕は驚いてしまう。一体いつからこのように人間関係が希薄になったのだろうか?
僕はネットが普及したことによる影響が大きいのではないかと考えている。ネットは手軽で早く今や社会のインフラとなり社会を便利にする一方で人と人との繋がりを希薄にさせている。またSNSを手軽に利用しお礼状などを書かなくなったことで、文章力は落ち漢字まで忘れてしまう。ネットが人間関係を集団から個に変化させ、さらに脳まで退化させ人はどんどんアホになっていく。

ところで家に来て2カ月になる生後4カ月のミニチュアダックスのQ次郎は、最後のワクチン接種は終わったが、ワクチンの効果が出るまで散歩に出掛けられず、未だQ次郎は外の広い世界を知らず自宅の居間で暮らしている。
悪ガキのQ次郎は居間の家具に悪戯をするので、テーブルや椅子の足にはかじった跡が残っている。先日も部屋の壁紙を剥いだ跡が残っていたので、僕は頭を抱えてしまった。またQ次郎は、未だトイレの場所を正確に覚えずトイレの成功率は約25%とまだまだ低い。しかも家の動線で用を足していることもあり、知らずにおしっこを踏んで靴下やスリッパを汚してしまう。

「オーノー!このアホ犬はまたこげなところで小便ばしとる。靴下が小便でびしょ濡れやんかー。ここはトイレやない!何回言えばわかるとやー!」
(本当にトイレの場所を覚える気があるんやろうか…)

僕はQ次郎のおしっこの後を片付けながらハッとした。
人はネットやSNSばかり利用すると集団よりも個として小さな世界で暮らし。脳はどんどん退化しアホになり、まるでQ次郎のようになってしまうのかもしれない…。

来週末にQ次郎は初めて散歩に出掛ける。散歩に慣れるまでは新しい世界に戸惑うだろう。新たな世界には今まで見たことのない犬や猫、そして他の生き物も多くいる。そしてQ次郎は新たな世界を見て触れることで沢山のことを発見し、世界の広さを知る。

「さぁ、Q次郎!一緒に冒険に出るぞ!」

written by ゴンザレス


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