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僕のワンダフル・ライフ
2019年10月18日

先日、映画「僕のワンダフル・ライフ」を観て涙した。この映画はコメディータッチで描かれた心温まる物語で、ベイリーという犬が主人公だ。あらすじはイーサンと言う少年が子犬の命を救い、その子犬はベイリーと名付けられイーサンに飼われることに。ベイリーは自分の命を救ってくれたイーサンを最愛の人だと確信し、彼の傍にいて彼を守ることを誓う。堅い絆で結ばれイーサンとベイリーは共に成長していくが、犬の寿命は人間よりはるかに短く、ついにベイリーは老いて死んでしまう。しかし死んだベイリーは最愛のイーサンに会いたい一心で別の犬として生まれ変わる。そして3度目の生まれ変わりで、中年になったイーサンと再会することができ、ベイリーはイーサンと再び幸せに暮らすことになる。

この映画を観て僕は3か月前に亡くなった愛犬Q太郎が恋しくなった。そこでネットでブリーダーが直販しているサイトを見つけ、ミニチュアダックスの子犬を探した。どの子犬も同じような顔でQ太郎の生まれ変わりのように感じる子犬はいなかった。何度かそのサイトに訪れ閲覧していると、あるミニチュアダックスの子犬に目が留まった。その子犬を紹介する写真の背景に以前Q太郎に買ってあげたぬいぐるみが映っていた。そのぬいぐるみは僕が東京出張の際にホテルでQ太郎にお土産として買ったもので、ペットショップには売っていない。さらにその写真にはQ太郎に買ってあげた緑色のおもちゃも写っていた。

「うわ!この子の後ろにQ太郎に買ってやった同じぬいぐるみとおもちゃが写っとる。こいつQ太郎の生まれ変わりかもしれん!!」

2週間が経ちそのサイトを再度閲覧するとまだその子犬は売れていなかった。僕はこの子がQ太郎の生まれ変わりで僕を待っているのではないかと思い、ブリーダーに連絡し会いに出掛けた。ブリーダーに会い事情を話すと彼は笑いながらこう言った。

「へー、あのぬいぐるみを持っていたんですか?あのぬいぐるみはペットショップには売っていないんですよ」

そして僕はその子犬に会わせてもらった。その子犬は何ともかわいいおとぼけ顔の雌の子犬で、僕はきっとQ太郎の生まれ変わりだと信じ譲ってもらうことにした。

連れて帰りその子犬の名前を一先ず「千代丸」と名付けたが、どうしても間違えて「Q」と呼んでしまうので、その子の名前を「Q次郎」と改め「Q」と呼ぶことにした。そしてQ太郎の生まれ変わりのミニチュアダックスの子犬と新しい生活が始まった(笑)
Q太郎もそうだったがQ次郎も早朝からご飯をねだって僕を起こす。そして部屋中で楚々をするので、片付けと躾の毎日が始まった。後2度ワクチンを打つとQ次郎はいよいよ散歩デビューする。

「さぁ、ワンダフル・ライフの始まりだ!Qちゃんありがとう」

written by ゴンザレス


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