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何だかアホらしい…
2019年07月26日

吉本興業のお笑い芸人による闇営業や反社会勢力からの金銭授受の問題がメディアで大きく取り上げられている。
騒動の発端は週刊誌が詐欺グループの忘年会にあるお笑い芸人が参加し闇営業があったことや、金塊を盗んだ窃盗犯と飲食店で同席し謝礼をもらって飲んだと報じ、吉本興業はそのお笑い芸人を契約解消や謹慎処分にした。(当然だろう)
そしてお笑い芸人が釈明と謝罪のため記者会見を行い、吉本興業の内情を暴露したことで、吉本興業の対応が酷いとタレントやメディアから非難を受ける始末。

そもそもこの問題は所属事務所に内緒で闇営業をしたことや、反社会勢力などと接触し金銭授受があったお笑い芸人に大きな問題がある。一般人でもこのような問題を起こすと社会問題になるので、なおさらメディアに出演するタレントは気を付けなければならない。問題を起こしたお笑い芸人は浅はかで、あまりにも無責任だと思う。記者会見で「誠意」の言葉を口にしていたが、この問題が明るみにならなければ記者会見を自ら開き謝罪したのだろうか。涙ながらに記者会見を行っている映像を見ていると、お涙頂戴の茶番と呆れてしまった。
またその記者会見で吉本興業の内情を暴露したことで、吉本興業はブラック企業などと他のお笑い芸人も騒いでいるが、そうであるならば吉本興行と決別し他のタレント事務所に移れば良いのではないだろうか。事務所を離れた後に吉本興業からプレッシャーを受ける恐れがあるだろうが、覚悟して飛び出すほかないだろう。
続いて行われた吉本興業の社長による記者会見でも「これからはタレントファーストで」と、口にしたことに僕は呆れてしまった。タレントよりもまずは「お客様ファースト」や「ファンファースト」と口にすることが正しいのではないだろうか。問題を起こしたお笑いタレントも吉本興業も少し頭がおかしいのではないだろうか。

この問題で僕が何よりも驚いたことは吉本興業とお笑い芸人との間に契約書が無いことだ。広告主がタレントなどと出演契約を結ぶ際、当然、広告主と所属事務所(それに広告会社)の間で契約書を交わすが、所属事務所とタレントとの間に契約書が存在しない場合、タレントの不祥事で広告主が損失を受けた場合、吉本興業がちゃんと責任を取ってくれるのだろうか?何ともいい加減な話だ。

闇営業や反社会勢力との金銭問題で揺れるお笑い芸人と、ブラック企業と叩かれる吉本興業。このネタにテレビ局のワイドショーは飛びつき盛り上がっているが、メディアはもっと有益で有意義な情報を視聴者に提供するべきではないだろうか。
「何だかアホらしい…」

written by 彦之丞


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