今年も無事に確定申告を終え多少還付金が戻ってきた。還付金が戻ってくると臨時のボーナスを貰ったようで妙に嬉しくなってしまう。しかし毎年還付金が戻ってくるこの時期に決まって自宅の家電の調子が悪くなり、今までにエアコン、炊飯器、洗濯機、パソコン、それに掃除機まで買い替える始末。今年は何とテレビの調子が悪くなり、時々画面に大きな縦縞が出現するようになった。来年はオリンピックの年なので今年の暮れにはテレビを買い替えようと計画しているので、今のテレビにもう少し頑張ってもらいたい。
ところで確定申告はサラリーマンには無縁だと思っている人が多いようだが、税金の知識を知っていることで税金の控除は増える。まず「特定支出控除」という制度というものがあるが、この制度はサラリーマンが仕事をする上で必要と認められた費用のうち、給与所得控除額の2分の1を超える分が税金の控除対象になる制度だ。以前は給与所得控除の全額を超えた分とハードルは高く設定されていたが、現在は給与所得控除の2分の1を超えていれば問題ない。さらに「特定支出」に認められる項目も以前より増え現在は「資格習得費」、「研修費」、「通勤費」、「帰宅旅費」、「転居費」、「図書費」、「衣服費」、「交際費」と対象が広がった。ただし特定支出控除を受けるには条件があり確定申告時に領収書の添付が必要で、勤めている会社から仕事の直接費用としての証明書を発行してもらわなければならない。(興味のある人は国税庁のホームページで確認を!)
特定支出控除以外にもサラリーマンは医療費控除もある。医療費が家族分を含めて10万円以上を超えると控除対象になる。また病院に通院する際の交通費やドラッグストアなどで購入できる特定の市販薬の費用も含まれる。
さらに「ふるさと納税」や「iDeCo」を活用すると控除額は大きくなり、サラリーマンでも税金を取り戻すことが可能だ。
国は税収を増やしたいのでわざわざ節税のノウハウを国民に教えることはなく、自ら情報を入手し知識を身に付け実践しなければ節税することはできない。
社会人になってからは書物やその道のプロから教えてもらわないと、知識や情報を補うことはできない。幅広い知識と情報を身に付けることで人生は少しずつ豊かになっていく。
今年の還付金は貯金に回し将来の旅費に充てる予定なので、テレビが壊れないことを祈っている。テレビが壊れたとしても今ではネットでニュースを読めるし、ラジオを聴きながら暮らすことも悪くない。
written by 彦之丞