年齢を重ねると見舞いや葬式に出掛けることが増えてくる。学生の頃の友人に会っても同級生の○○が入院しただの、○○の親が亡くなっただの…。そんな話を聞くと、まだ遠くにある死を多少なりとも意識してしまう。
先日、入院している親父を見舞いに行くと、親父は悲しそうにこう呟いた。
「この歳になり、一旦、弱り始めると一気に弱るな~」
「親父、なんば言いよると!まだやりたいことあるやろ?頑張って早よ元気にならんね!」
僕が親父を励ますと、親父は弱々しく笑って頷いた。
『やったことは、例え失敗しても20年後には笑い話にできる。しかしやらなかったことは20年後には後悔するだけだ』
この言葉は「トムソーヤの冒険」の作者であるマーク・トウェインの言葉で、彼の本は世界中の多くの子供たちの冒険心を掻き立て、たくさんの夢を与えた。彼の言うように、若いうち、元気なうちに、自分のやりたいことに挑戦すべきだろう。そうでなければきっと将来後悔してしまうことになる。
人は自らの環境を変えることを恐れ、また周囲からの否定的な意見もあり、なかなか自分のやりたいことを実行に移せない。しかし時間なんてあっという間に過ぎてしまう。いくら寿命が延びたと言っても、年を取ってからでは体力が落ち感性も衰え、チャレンジできないことの方が多くなってしまう。
僕は「死ぬまでにやりたいリスト」と称したノートをいつも持ち歩き、やりたいことが見つかると、即座にそのノートにやりたいことをメモしている。この「死ぬまでにやりたいリスト」の内容は秘密だが、結構、奇抜なものも記されている。(笑)
たった一度の人生だから、やりたいことは全部やって悔やむことなく人生を終えたい。僕もある年齢に達したら「死ぬまでにやりたいノート」を持って、トムソーヤのように冒険に出掛けようと考えている。
そう言えば、親父も昔マーク・トウェインと同じようなことをよく言っていた。
「タラ・レバは言うな!タラ・レバは北海道で言え!!」
タラ・レバとは、あの時○○していたら、あの時○○していれば、のことで、親父はこう表現していた。タラが北海道と関連しているのはわかるけど、レバはなんだろう?今度親父に聞いてみよう。
(しかしマーク・トウェインの言葉と比べると、かなりベタな表現やな~)
written by マックス