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未来を知る力を養う
2017年12月01日

毎日、日経新聞に目を通しているが、まず大見出しを読み、その中で気になる箇所の本文を斜め読みしている。先日、東京出張に行った帰りの飛行機で、座っている間中一時間半ほど日経新聞を隈なく読んでみると、普段気づかなかった大切な情報にたくさん触れることができた。以前、新聞は小さい記事の方が大切だと教わったが、その通りだと今更ながら気付いた。
アメリカの情報機関であるCIAは世界中で頻繁に諜報活動を行っているようなイメージがあるが、普段は各国の信用できる主要な新聞や雑誌を隈なく読んで情報を集めており、その情報で世界中の重要な情報はほぼ入手できるという。

ネットの普及で簡単に情報を探すことができるが、そもそも検索するワードを知らないとその情報にたどり着くことはできない。これからの時代は変化が加速していくので、とにかく時間を大切に有効な情報をしっかり入手し、未来の姿をいち早く想像できなければならない。

先日、甥っ子と将来のことについて話した。彼は周りから将来は医者になるように薦められており、彼もその道を目指そうかと悩んでいた。

「医者?確かに医者は人の命を守り助ける大切な仕事やけん、やり甲斐はあるやろうけど、将来はロボットや人工知能が医者の代わりになるっちゃないや?」

「マジで?」

「そうなるやろ。苦労して勉強して医者になれてもこれからは医者ですら簡単に職を失う時代が来るっちゃないや」

「…」

そして僕が考える未来を甥っ子に語った。

彼は高校生でネット世代なので僕よりも未来の情報を知っており、未来を想像することができているのかと思っていたが、その逆で今の延長にある未来を想像していた。友達の間でもロボットや人工知能などが話題には上らないそうだ。僕は通学の時間を有効に使って、新聞や読書に時間を費やし未来を想像し、そして未来を知る力を養うように伝えた。

先日、出張帰りの飛行機の中で新聞を隈なく読んで以来、僕は新聞を隅々にまで目を通すように心がけている。時代のパラダイムシフトが一気に加速する。時代が大きく変化することに恐怖を持つのではなく、時代の大きな変化は大きなビジネスチャンスでもある。

written by SDB-1


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