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栄枯盛衰
2017年11月10日

トヨタ自動車はハイブリッド車で世界に打って出たが、世界の自動車メーカーはハイブリッド車ではなく電気自動車へ大きく舵を切り始めた。以前、ビデオでビクターのVHSとソニーのベータが世界基準の座を争ったことがあったが、これからの自動車業界は電気自動車が世界基準になるようだ。
そしてヤマダ電機も2020年に電気自動車を販売するという。ヤマダ電機は家電販売だけではなくすでに住宅メーカーのS×Lを買収し、住宅販売やリフォームにも活路を見出している。このようにこれからは多くの企業が生き残りを懸け、既成の事業領域の壁を超え、三つ巴戦となっていくだろう。

先日、親しい取引先の方から子供の進路について相談を受けた。僕は大企業に就職してもこれからはその企業が時代の変化に対応し成長していくことは難しいだろうし、AIやロボットが人の仕事を奪っていくだろうから、ベンチャー企業への就職を考えることも視野に入れるべきだとアドバイスした。

ベンチャー企業の中にはニッチな世界で技術を磨いている企業が多く存在する。例えば蚊の口にあたる針を研究し、痛みのない注射針に応用する技術を開発する企業や、ヤモリの手足を研究し、壁に引っ付く技術を研究する企業、また蜘蛛の糸の研究やトンボの飛行まで研究する企業など、その応用技術が密かに話題になっている。
これからは会社の規模や給与、それに待遇よりも小規模でもいいから可能性のある企業に就職する方がよいと思う。今までにない新しい技術を研究するベンチャー企業に注目することが必要と思う。
「栄枯盛衰」。企業は成長し成熟し、そして衰退していく。これは自然の摂理でごく当然で自然の流れだ。成長期に入る前のベンチャー企業の方が夢や希望があるのではないだろうか。

今は人口減少もあり人手不足なので企業も採用に躍起になっているが、そのうち直ぐに大きくリストラされる時代が訪れるだろう。メガバンクは揃ってネットバンキングなどの普及により店舗窓口の利用客が減り店舗スタッフを抱えることが難しいと判断し、人員削減に動き出している。

これかの時代を見極めることは難しいが、未来に向けてベンチャー企業という小さな芽も育っているようだ。

written by ジェイク


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