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まだ恥ずかしい年ごろ
2017年10月27日

このところ昼と夜の寒暖差が大きく急速に秋が進行しており、僕はその進行について行けず体調を壊し、うかつにも風邪を引いてしまった。僕は風邪をこじらすと鼻が悪くなり、副鼻腔炎になってしまうので、行きつけの耳鼻科に出かけ治療するようにしている。

耳鼻科では診察後、鼻を洗浄してもらいネブライザーという吸霧機で薬剤の入った霧状の蒸気を吸引する。鼻の洗浄は、鼻の穴にチューブを当て、そのチューブから体と同じ濃度の塩水を鼻に注入し鼻の奥を洗浄する。これを交互の鼻で繰り返し行うのだが、鼻の奥を洗浄すると、チューブを当てていない方の鼻の穴から塩水と鼻水とが出てくるので、鼻水を垂れ流しているようで恥ずかしくなる。
この処置を年配の看護婦さんから受けることに抵抗はないが、若い看護婦さんにこの処置をされると非常に恥ずかしく抵抗がある。耳鼻科で若い看護婦さんに鼻の洗浄をされている時、ふと若い頃の恥ずかしい記憶が蘇った。

若い頃僕は痔になったので病院に出かけると、診察室で先生からズボンとパンツを脱いでベッドに横になるように言われた。
「パンツも脱ぐんですか?」
と僕が尋ねると、先生は
「脱いでお尻を診なきゃ診察できんやろ?」
その診察室には若い看護婦が2名いたので、僕は顔から火が出るほど恥ずかしかったが仕方なくパンツを脱いでスッポンポンになった。その後、先生と看護さんによる処置が始まった。(この後の話は機会があれば…)

以前、入院した親父に若い看護婦さんに尿瓶で尿をとってもらう時に恥ずかしくないか尋ねると、
「この歳になると、そんなこと全く気にならんようになる。お前も俺の歳になると気にならごとなる」
親父は笑いながらそう言った。

いずれ僕も若い看護婦さんに尿瓶を当てられることになるだろうが、親父が言うように恥ずかしさもなく、全く気にならなくなるのだろうか…。

written by ゴンザレス


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