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思考の罠
2017年06月16日

最近、自分の思考を意識的に観察するようにしている。
思考を観察していると、寝ているとき以外の多くの時間を思考が頭の中を占拠している。また思考は僕の過去やまだ見ない未来を自由に行き来し、今現在に居ないことが多いようだ。これは今現在を実感して生きていないことになる。
思考があたかも僕自身をコントロールしているように錯覚してしまうが、多くのことを思考することで、起きてもいないことまで思い巡らせ、マイナスの思考が頭をよぎることもある。これは思考することの罠なのかもしれない。

また世界中にはありとあらゆる情報が氾濫しているので、その情報によって思考は更に敏感になり活動を広げ、多くの思考が頭の中を占拠することになる。世界中の大多数の人が自らの思考に占拠されて、本物の自分と錯覚し毎日を過ごしているのだろう。

この思考を意識的に停止させなければ、本来の自分ではなくなってしまい、敏感なはずの五感を活用できなくなってしまうように感じる。自然の中に出かけることや旅に出ることで、思考よりも五感を活用でき、今現在を強く感じ生きていることを実感するのではないだろうか。

例年、梅雨入りが発表される6月は、まとまった雨は非常に少なく晴れの日が多く過ごし易い気候が続く。梅雨入りしたことで多くの人のメンタル面は落ち込んでいる。また6月は出費の続いたゴールデンウィークの翌月でありボーナスの支給前なので、財布の紐は固く多くの人は外出を控える。気候も良く閑散期なので自然の中に出かけることや旅に出かけるにはベストシーズンだ。

思考することを止め、この気候の良い時期に山にでも出かけたいのだが、ここのところ仕事もプライベートも慌しい日が続いているのでなかなか難しい。今週は自宅で思考することを止め、今を生きていることを実感するために静かに瞑想でもしてみようかと考えている。

思考は所詮生きるための手段で、思考の罠にはまってはいけない。

written by モンコ


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